人はもともと「自然治癒力」というものを持っていると考えられていますが、近年、この言葉を耳にする機会というのも増えているのではないでしょうか。
自然治癒力が備わっていることにより、人は軽い傷などであれば、その力を働かせ、自力で治すことができると言います。皆さんにも経験があるのではないでしょうか。
小さな頃に転んで膝を擦りむいたり、指先を少し切ってしまったりした時、しばらくすると綺麗に元通りに治っているという現象が、まさに自然治癒力の働きと言えるでしょう。
また、傷のような怪我でない場合では、風邪などの症状がわかりやすいのではないでしょうか。
風邪をひいてしまったかもしれないと思って意識的に休養を取ると、病院に行かなくても回復するという経験があるでしょう。これもやはり「自然治癒力」の働きによるものと言えるでしょう。
自然治癒力の働きは、他にも、発熱などの症状が出た時に働いていると言え、免疫力を活性化させるために身体が頑張っている証拠と言えるでしょう。
発熱によって、菌の増殖を抑えている状況や下痢と言った症状も、毒素を排出するために身体が起こす反応と言えるでしょう。
この、私たちの体を整えてくれている働きはストレスなどに弱く、近年では多くの現代人が自然治癒力をうまく働かせることができなくなっていると考えられているようです。
生活の中でストレスが蓄積されてしまうと、自律神経の乱れから、精神的にはもちろん、身体的にもダメージを受けやすくなってしまうようです。
ストレスが原因と言ってしまうと、精神的にしか改善できないと思われがちですが、そんな状態に救いの手を差し伸べるのが「ヨガ」であると言えるでしょう。
精神から肉体へと悪影響を及ぼしてしまうということは、逆に言えば、肉体を整えることにより精神へ働きかけることが可能になると考えられているからでしょう。
病院で薬に頼るより、一度ヨガを勉強してみるだけでも気分は明るくなるでしょう。